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      DevRel Meetup in Tokyo

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DevRel/Japan CONFERENCE 2021を開催しました

01 Dec 2021

Reading time ~1 minute

11月13日にDevRel/Japan CONFERENCE 2021を開催しました。アドベントカレンダーのネタに使いたいがために、書くのを遅らせていました…。

開催報告と、その感想などを書きたいと思います。

開催概要

イベントの開催概要は次のようになっています。

項目 内容
イベント名 DevRel/Japan CONFERENCE 2021
開催日時 2021年11月13日(土)13:00〜20:00
主催コミュニティ DevRel Meetup in Tokyo
URL https://devrel.tokyo/japan-2021/
セッション数 15
登壇者数 57
参加登録者数 253
ツイート数 1,050

イベント中の画像

オンラインカンファレンスとあって、なかなか映える写真は多くありませんが、後述する視聴スタイルの写真などをアップしてもらいました。

カンファレンス企画

いつはじまったかが微妙にあやふやなのですが、DevRelCon Tokyo 2021が6月5日なので、これが終わってからだったのは間違いないと思います。

運営メンバーはいつもながらSlackで集まってくれた方たちになります。最初はいつも通り、セッションをCFPで募集して…と考えていたのですが、急遽考えを変えて全パネルディスカッションにしました。

パネルディスカッションに至った理由はいくつかありますが、一番大きな原因は「飽き」です。これは運営としての面もありますし、参加者側もそろそろこのオンラインカンファレンスのフォーマットに飽き始めているんじゃないかなと思っています。

  • クリック1つでジョインできる楽さ
  • PCの画面を見続ける苦痛
  • 一方的に投げかけられるだけの情報
  • コミュニケーションロス

この辺りをオンラインカンファレンスでもどうにかして解決できないかと考えていました。そこでDevRelCon Tokyo 2021で取り入れたのがグループセッションという考え方です。

グループセッションは、質疑応答を複数セッションの後にすることで、スピーカー同士がコミュニケーションできる場を用意する試みでした。喋る前後にしばらく待機する時間ができてしまう点が難点ですが、普段のカンファレンスであれば1日拘束される訳で、それに比べるとマシな方かなと思います。

パネルディスカッションにすることで、こんな効果が期待できます。

  • 登壇者の負荷軽減(資料を用意したりする)
  • 登壇者の多様化(パネリストなら…という人たちがいることに期待)

負荷軽減については分かりませんが、登壇者の多様性という意味においては成功したと思います。普段DevRel文脈で登壇されないような方達、50名を超える方々に登壇いただけました。

また、各セッションに対してオーナーとして運営メンバーが個別に担当する形式としました。これによる効果は次の通りです。

  • 運営メンバーとしての自覚が芽生える
  • 運営している感が出る
  • 裏方に回らず、表に出られる

たとえばセッションオーナーとモデレーターでインタビューをやったり、モデレーターやパネリストへの登壇打診を行なったりします。登壇を打診する際には誰でも良い訳ではなく「誰に」「なぜ」登壇してほしいかを説明して「自分ごと」として捉えてもらう必要があります。そうしないと「いや、私ではとても…」とか「なぜ私なのですか?」と聞かれかねません。そうしたセッションの企画や登壇者のアサインを通じて、各自のやる気が喚起できたのかなと思っています。

イベントツールについて

DevRel/Japan CONFERENCE 2021で利用したコミュニケーションツールは次の通りです。

Comntly

当日はビューイングページを用意しましたが、動画やコメントの表示に使ったのがComntlyです。1つのページ内に全トラック埋め込んだので、各トラックを渡り歩くのが簡単になったと思います。

また、Comntlyはコメント機能があって、同時にTwitterへの投稿も可能です。ツイートによる拡散を狙っていたので、1,000を超えるツイートを作り出したのはComntlyあってのことでしょう。中の人には直前でサポートいただきまして、感謝しております。

StreamYard

当日の配信スタジオです。去年の夏くらいからずっと利用しています。今回はモデレーターの方にStreamYardを操作してもらう必要があったので、彼らに管理者権限を渡すところがちょっとしたチャレンジでした。実はカンファレンスの当日直前(確か)にStreamYardの新機能でMembersが発表されました。ロールも設定できるようなので、これを使えばもっと安全に運営できていた可能性があります。

StreamYardの配信用URLから全員が抜けると、自動的に配信が停止するようになっています。実はこの仕様を知らなくて、BCトラックが途中で止まってしまったのが1番のトラブルでした。

YouTube/Facebook/Twitter Live Streaming

StreamYardからの配信先はこの3つのサービスです。YouTubeを利用しているので、参加費は無料としています。特にコメントすることもなさそうです。

Sli.do

参加者からの質問で利用していました。後から知ったのですが、埋め込み表示をサポートしていたようです。当日はQRコードを表示して、そちらに遷移してもらっていたのですが、埋め込み表示であれば、より質問が出やすかったでしょう。今後に活かしたいポイントです。

oVice

Ask the speakers、バーチャルブース用のツールです。すでに多数のカンファレンスで用いてきたので、使い慣れています。今回はとあるカフェを意識したデザインをRPGツクールMZで作成しています。

Spacial Chat

本セッション開始前のプレイベントで利用しました。会場全体に日本地図を配置しています。自分が参加している地域に移動して、その近くにいる人たちと話してもらえるように促しています。また、同時に視聴準備が整った環境を写真に撮ってTwitterに流してもらい、それをSpacial Chat上に貼り付けています。思いのほか投稿が集まったので、日本地図が見えづらくなっています。

最後にどの視聴環境が良いか、写真の上に移動して投票しています。この得票が多かった方に、スペシャルノベルティを贈呈しています。

Remo

懇親会、LTタイムで利用しました。個人的には、Remoを利用した経験がなかったのですが、LTや懇親会、どちらの用途にもちょうどよかったと感じています。チャット機能もあるので、LTを盛り上げるのに一役買っていました。

当日のセッション

当日のセッション動画はすでにYouTubeにて公開しています。ぜひご覧ください。

DevRel/Japan CONFERENCE 2021

反省点・改善点

オンラインカンファレンスに慣れてきたこともあり、意外と直前まで放置したタスクが増えてしまっていました。例えば会場の作成であったり、細かい企画なども「どうにかなるか」とたかを括ってしまっていた感があります。In-Personなカンファレンスであれば、ロールアップバナーや食べ物、バッグの作成、椅子の配置など細かく考えることが多数あるのですが、オンラインの場合緩んでしまっている感があります。逆にいうと、オンラインの場合は大きなコストに繋がりづらいので、アイディア次第で頑張れてしまう点が懸念です。やろうと思えばどこまでもできてしまうので、キリがありません。

とはいえ、当日楽しんでもらうための工夫であったり、仕掛けは存分に用意しておいても良いのかなと思います。

2022はどうする?

先日振り返りイベントを行いましたが、その中で出たのは「10〜11月は辛い」ということです。この2ヶ月間、数多くのカンファレンスが開催されていました。企業、コミュニティで連日(または同日)多数のカンファレンスが同時多発的に行われており、参加者としても食傷気味になってしまったかと思っています。

もう少し時期を考える必要があると思っており「6月下旬〜7月上旬」開催を考えています。今年はその時期にDevRelCon Tokyo 2021を開催していましたが、そちら(DevRelCon Tokyo 2022)はもう少し後にしても良いのかなと考えています(9月など)。

そして2022年はIn-Personなカンファレンスを目指します。コロナ禍とあって予断は許しませんが、準備は進めていきます。ただしオフラインのみではなく、ハイブリッドでの開催が基本になるでしょう。地域開発者コミュニティのセッションで出た「オフライン・プレミアム」な体験を提供できるように考えていきたいところです。

後は2020年に行なったDevRel/Asia 2020との関係性も考えなければなりません。幸いDevRel/Asiaは対象範囲が広く、言語が英語ということもあるので、オンライン開催が基本になるはずです。DevRel/Asiaについては別途検討している事項もあるので、そちらが決まり次第進めたいと思います。



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